ヨーロッパ4か月17か国周遊してみた話

ヨーロッパの旅行記録、準備、写真

【5日目】人生初のヒッチハイクとゴッホの愛した街アルル

本当はマルセイユ→アルル→モンペリエ
の順番のはずが、時間の関係でマルセイユは飛ばす事になった。アルルに直接行く。

(こういった感じで今後もどんどん予定が変更されていく事になる)

 

アヴィニョンからアルルまでは一駅で、大体電車で20分。でも、気付いたら全然知らないところに停車していて、GPSを見ると全く反対方向に向かっている事に気付いた。

慌てて電車を降りると、そこはとんだ片田舎で無人駅。しかも反対方向の電車は2時間後にしか来ない。

 

やばいやばい…

 

と思って悩みに悩んだ末、人生初めてのヒッチハイクをすることになった。そんな事今まで考えたこともなかったのに、追い詰められれば人間なんでも出来るものだな…。

皆一応一瞥くれるが止まってくれなくて、

猛暑の中、助けて助けて!
って念じながら待ってたら、ようやく窓から手招いてくれる車が!はっ!!!

笑われるほど大きな安堵のため息をついて、車に乗り込む。乗せてくれたのはムムとソフィーという二人組の女の子だった。アヴィニョンのビーチに行く途中で、駅まで送ってくれると。もう本当に何度お礼を言っても足りないくらい感謝と安心でいっぱいだった。

 

仕事を辞めて今は旅をしていると話すと、ソフィーは、

「人生は短いから、あなたの選択は正しい」

と言ってくれて、その言葉がすごく心に残っている。この言葉をさらっと言えることがとても素敵だと思った。

 

エディットピアフというフランスの歌手が〜っていう話になり、
『愛の讃歌』が日本でも凄く有名だと話したらめっちゃノリノリで歌い出して盛り上がる車内(笑)記念写真を撮って、元来た駅に降ろしてくれた。楽しい出会いは旅の醍醐味だ。

 

そして無事アルルに到着。

f:id:vesim:20171119151953j:image

アルルは円形劇場が有ったり、何よりもゴッボが住んで居た事で有名な場所。

アルルにはコインロッカーが町中になくて、駅前のぽつんとある荷物預かり所ひとつしかない。最初そこが分からなくてただでさえ短い滞在時間を費やしてしまった。ゆっくりは出来なかったけど、ゴッボがかつて描いたカフェテラスや公園を見ることができた。

 f:id:vesim:20171119152023j:imagef:id:vesim:20171119152030j:imagef:id:vesim:20171119152036j:imagef:id:vesim:20171119152051j:imagef:id:vesim:20171119152050j:imagef:id:vesim:20171119152107j:imagef:id:vesim:20171119152112j:imagef:id:vesim:20171119152101j:imagef:id:vesim:20171119152124j:image

時間はすぐに終わってしまい、また電車に乗ってモンペリエへ向かった。

f:id:vesim:20171119152648j:image

f:id:vesim:20171119152728j:image

モンペリエは本当に泊るだけになってしまったけれど、Airbnbの宿が面白くて色んな人種の人がいた。フランスでは早くから親元を離れて暮らすことが当たり前で、友人と同居していたり、晩御飯の時は集まったりするらしい。その時もホストの人が作ったご飯を皆で食べていて9人ぐらい居たけれど、結局誰が住人で誰がゲストで誰が友達なのかさっぱり分からない。なんだかドラマのフレンズみたいでいいな。

f:id:vesim:20171119152713j:image ご飯のサラダを頂いた。

 

次の日はモンペリエからバルセロナへの移動日。ついにスペインへと入国する。