ヨーロッパ4か月17か国周遊してみた話

ヨーロッパの旅行記録、準備、写真

4カ月90万円でヨーロッパ17ヵ国周遊した話。訪れた国リスト編。

半年ぐらい前のブログに2か月半と書いたんですが、結局4か月120日と少し行ってきましたヨーロッパ。沢山トラブルに逢いながらもスリや強奪には遭遇せず、現金もカードも貴重品も無事で済んだ。

 

フランス、アイルランドではレンタカーで周遊したり、イタリアでのアイスショーに行き、ロンドンでは3回ミュージカルを観て、スペインではフラメンコ、プラハではクラシック、おいしいご飯を食べまくり、観光名所や博物館美術館にも行きまくった。

 

f:id:vesim:20171114152107j:image (スペイン、バルセロナサグラダファミリア

 

4か月もヨーロッパを旅行して、そんな金額で足りるのか?満足に回れるのか?どうやって旅行していたのか?と思う方もいると思うので、書いていきたいと思います。

 

最高に楽しい経験が出来たと思っているので、計画している人やいつか行きたいと思っている人の参考に、そして背中を押すものになれば幸いです。

 

まず前提として、

友人と2人で旅行しており(1人か2人かで宿の取り方や料金が変わってくる)、

そして旅行は7月上旬ー11月上旬まで。

節約しながらの旅。

 

・訪れた国17か国一覧(このページ)

・予算の概要、節約方法

・実際に利用した交通機関

・宿の手配方法

・食事について

・旅行前に用意したものリスト

・旅行中、英語の必要性について思ったこと

・便利だった情報やアプリなど

・クレジットカード、デビットカードについて

 

では、下記が訪れた国一覧です。

(横からブログのリンク張っていくつもり)

 

【フランス】

パリ

トゥールーズ 

ロカマドゥール

サルラ

カルンナック

アルビ

コルド=シュル=シエル

カルカッソンヌ

モンペリエ

アルル

アヴィニョン

 

【スペイン】

バルセロナ

マドリード

クエンカ

トレド

グラナダ

マラガ

ミハス

コルドバ

リビア

 

ポルトガル

リスボン

アヴェイロ

アゲダ

ポルト

 

【ベルギー】

ブルージュ

ブリュッセル

 

【ドイツ】

ケルン

ベルリン

 

アイルランド

ダブリン

キラーニー

リムリック

ゴールウェー

 

北アイルランド

ベルファスト

ジャイアンツ・コーズウェー

 

【イギリス】

リヴァプール

ロンドン

リンカン

ケンブリッジ

 

ブルガリア

ソフィア

 

ギリシャ

アテネ

エギナ島

メテオラ

テッサロニキ

 

マケドニア

スコピエ

オフリド

 

モンテネグロ

コトル

 

ボスニア・ヘルツェゴビナ

モスタール

サラエボ

 

クロアチア

ドゥブロブニク

ザグレブ

プリトヴィツェ湖群国立公園

 

【イタリア】

ヴェローナ

ヴェネツィア

ミラノ

チンクエテッレ

フィレンツェ

ローマ

ナポリ

 

ハンガリー

ブダペスト

 

チェコ

プラハ

 

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 (ナポリの街並み)

 

本当に夢のような毎日で、本当に夢だったんじゃないかという気さえしてきます。

4か月で往復航空券込約90万円。これから行きたいと思ってる人に役立つ情報もかなりあるかと思うので、思い出しながら写真とブログついでに書いていこうと思います。

(たまに文章が長くなるので写真だけでも見て頂けると嬉しい)

 

 

 

【5日目】人生初のヒッチハイクとゴッホの愛した街アルル

本当はマルセイユ→アルル→モンペリエ
の順番のはずが、時間の関係でマルセイユは飛ばす事になった。アルルに直接行く。

(こういった感じで今後もどんどん予定が変更されていく事になる)

 

アヴィニョンからアルルまでは一駅で、大体電車で20分。でも、気付いたら全然知らないところに停車していて、GPSを見ると全く反対方向に向かっている事に気付いた。

慌てて電車を降りると、そこはとんだ片田舎で無人駅。しかも反対方向の電車は2時間後にしか来ない。

 

やばいやばい…

 

と思って悩みに悩んだ末、人生初めてのヒッチハイクをすることになった。そんな事今まで考えたこともなかったのに、追い詰められれば人間なんでも出来るものだな…。

皆一応一瞥くれるが止まってくれなくて、

猛暑の中、助けて助けて!
って念じながら待ってたら、ようやく窓から手招いてくれる車が!はっ!!!

笑われるほど大きな安堵のため息をついて、車に乗り込む。乗せてくれたのはムムとソフィーという二人組の女の子だった。アヴィニョンのビーチに行く途中で、駅まで送ってくれると。もう本当に何度お礼を言っても足りないくらい感謝と安心でいっぱいだった。

 

仕事を辞めて今は旅をしていると話すと、ソフィーは、

「人生は短いから、あなたの選択は正しい」

と言ってくれて、その言葉がすごく心に残っている。この言葉をさらっと言えることがとても素敵だと思った。

 

エディットピアフというフランスの歌手が〜っていう話になり、
『愛の讃歌』が日本でも凄く有名だと話したらめっちゃノリノリで歌い出して盛り上がる車内(笑)記念写真を撮って、元来た駅に降ろしてくれた。楽しい出会いは旅の醍醐味だ。

 

そして無事アルルに到着。

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アルルは円形劇場が有ったり、何よりもゴッボが住んで居た事で有名な場所。

アルルにはコインロッカーが町中になくて、駅前のぽつんとある荷物預かり所ひとつしかない。最初そこが分からなくてただでさえ短い滞在時間を費やしてしまった。ゆっくりは出来なかったけど、ゴッボがかつて描いたカフェテラスや公園を見ることができた。

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時間はすぐに終わってしまい、また電車に乗ってモンペリエへ向かった。

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モンペリエは本当に泊るだけになってしまったけれど、Airbnbの宿が面白くて色んな人種の人がいた。フランスでは早くから親元を離れて暮らすことが当たり前で、友人と同居していたり、晩御飯の時は集まったりするらしい。その時もホストの人が作ったご飯を皆で食べていて9人ぐらい居たけれど、結局誰が住人で誰がゲストで誰が友達なのかさっぱり分からない。なんだかドラマのフレンズみたいでいいな。

f:id:vesim:20171119152713j:image ご飯のサラダを頂いた。

 

次の日はモンペリエからバルセロナへの移動日。ついにスペインへと入国する。

 

【4日目】アヴィニョンの演劇祭

カルカッソンヌからはBlaBlaCarを使ってアヴィニョンまで向かった。この時は、高速の入り口をなぜか指定されていて、初めてなのであまり分からないまま承諾してしまい、タクシーを使ったらぼったくられた...。着いたばかりで相場も分からないし、グングン上がっていくメーターに文句もいえず(日本人の悪い癖...)

 

BlaBlaCarはGoEuroでも出てくるので、他の電車やバスとも比較しやすいし、ヨーロッパでは一般的な移動手段なのであまり心配はない。

車の中では運転してくれたフランス人の女の子は、フランス人に対してあまり良い感情を持っていなくて、もうすぐしたら学生としてカナダに行くのだと言っていた。フランスは息苦しい、自分の好きな恰好をしたり(実際髪の毛は緑色でピアスも鼻についているファンキーさである)好きなように生き辛いと。フランス人はあまり働かないとも言っていて、仕事を辞めてのんびりしている時期というのも往々にしてあるらしい。私としては、バカンスも長いし、そうやって生きれる事はうらやましいことに思えた。フランス人は基本的に少し国民の自己評価が低い印象だ。

 

駅に到着する。またもやAirbnbで予約した宿で、バスがあまりにも来ないのでホストの人が迎えに来てくれた。

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荷物を置いて、街に出かける。宿からは歩いて約20分ほどで、途中の道の至る所に演劇のポスター貼っていた。

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街へついて目についたのでブックレットをもらった。期間中に上演される演目の一覧が載っているらしく、無料配布なのにすさまじく重たい。移動が続き予算に余裕がないので演劇は観なかった(あと言葉も分からない)ので、一日中無駄に重たい思いをしただけである。f:id:vesim:20171117125934j:imagef:id:vesim:20171117125942j:image

やはり街の中はとても盛り上がっていて、色んな人が演奏していたり、ダンスや芸のパフォーマンスが行われている。お金を払わなくてもそこら中楽しくて、どんどん歩き回った。

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この赤い服を着た人ともう一人、日本人っぽい顔の人がいて、「日本人かな?」と思って見ていたら「日本人ですか?」と逆に声を掛けられ、「こんな所に日本人がいてるなんて珍しいですね」ということで少しお話をした。

二人はたまたまこの日会っただけらしく、二人ともアーティストビザを利用して海外で芸人をしているらしい。色んな人がいるなぁ、と感心してしまう。日本人が日本の常識に縛られながら生きていく中、その常識の外側で生きている。私の常識はとても狭い事を再確認した。

 

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教会があったのでふらっと入った。キリスト教徒ではないけれど、心落ち着かせてくれる協会は好きだ。

 

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お昼はケバブを食べた。ポテト付きで確か6ユーロぐらい。思ったよりもボリューミーで「もう食べれない…」と言いながら必死で完食した。

 

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だんだん夜も更けて来た。夜の情緒もよき。

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帰り道、観覧車が見えた。アトラクションかよ、と突っ込みたくなるぐらいのスピードで回っていた。

【3日目③】歴史的城塞都市カルカッソンヌ【南仏ドライブ旅】

コルド=シュル=シエルからまずトゥールーズへ帰り、車を返却する。フルプロテクションに入っているのでなんのチェックなどもなくスムーズに済んだ。カルカッソンヌ行きの電車を確認しながら、車内にいちごジャムを置き去りにしていた事を思い出し取りに行く。

 

トゥールーズからカルカッソンヌまでの電車はGoEuroで見つけて取った。バーコードのついたチケットを印刷して電車に乗り、夕方ごろにはカルカッソンヌに到着する。電車は席もゆったりしているし、人も多すぎず快適。

 

またもAirbnbで予約した宿は駅から5分ほどしか離れておらず、重たいバックパックを背負う私たちにとってはありがたい限りである。

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カルカッソンヌの要塞をgoogleで見ると「歴史的城塞都市カルカソンヌ」って書いてるの格好よすぎないかな。ファンタジー感。

 

ホストのおじいさんは英語がほとんど喋れないけれど、なんとなく優しい人だということは伝わってくる。載せられている写真が廃墟のような日の当たり具合だったので、少し心配していたけれど一安心した。

 

鍵と地図を渡してくれて、少し休憩してから外に出ることにした。

カルカッソンヌはそれをモチーフにしたゲームの名前としても有名。

f:id:vesim:20171116160403j:image中心の広場に行ってみると、なぜか通るのに荷物チェックをされる。どうやら今日は夜にイベントがあり、イタリアでは割と有名な歌手がライブをするらしい。仮設ステージの最前列をとっているのか数十人がたむろしている。

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広場にある噴水。

フランス人は気さくなのか変な人が多いのか、確実に酔っぱらっている変なおじさんに話しかけられながらなんとか城までついた。(冒頭の写真に戻る)f:id:vesim:20171116160420j:image

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橋から見える要塞も、ファンタジーかよ!ってなるほど格好いいし、左右に広がる景色も最高。日が暮れてきて気温も心地いいし、夕暮れの景色もいい。

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近づくにつれ、私はある種の既視感を抱き始める。ああこれは、ゼルダの伝説…厳密にいうと違うけれど世界観がそんな感じなんだよ…めちゃくちゃテンションあがる…

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中の大聖堂は残念ながらもう閉まっていて入れなかった。写真で空が明るいのはこの時期フランスは9-10時ぐらいまでは明るいから。

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城の中は思ったよりもずっと観光向けになっていて、多くのレストランが立ち並んでいる。犬の散歩をしている人がいたり、現地の人っぽいラフな格好な人もいる。レストランではみんなお酒を飲んでいて楽しそうだ。

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これがカルカッソンヌの名物料理カスレ。

豚肉ソーセージや羊肉、ガチョウ肉、アヒル肉等と白インゲンマメを、料理の名前の由来にもなったカソール(cassole)と呼ばれる深い土鍋に入れ、長時間煮込んで作る豆のシチューあるいはキャセロールらしい。(wikipediaより)

友人と私は共に豆がそこまで好きではない、そして少々高い、という理由で今回は食べなかった。

 

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やっと日が暮れたと思うと城から浮かんでくるみたい満月が出てきてた。なんて神秘的な光景なんだろう、美しさにため息がでる。ああ、ここまで来て本当に良かった、心からそう思った瞬間の一つ。

 

橋を渡り帰っていると、チャーミングなおじさんが話しかけてきて、酔っぱらってるからかよく分からないことをずっと話してる。何を話したかはもう何も覚えていないけど、楽しかったからよしとしよう。満月をみて興奮していた私たちは、何をしても楽しいのだ。

 

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帰りには、ヨーロッパについてから初めてのアイスクリームを食べた。

美味しい・・・・!なんなんだヨーロッパ。小麦と乳製品に関しては日本は足元にも及ばない。

 

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先ほどの広場に戻ると人が随分と増え、少し待っているとライブが始まった。

お酒を飲まずとも不思議な高揚感に包まれた夜だった。

 

次へ向かうはアヴィニョン。この時期大規模な演劇のフェスティバルが行われる街へ行く。

【3日目②】天空の村・コルド=シュル=シエル【南仏ドライブ旅行】

アルビから車で走り、コルド=シュル=シエルに到着する。駐車スペースはぐるぐると探し回って、住宅街の近くに止めることができた。

実物はもっとすごいのに、写真を撮ろうとすると目の前の建物が邪魔になったりしてしまい、外観の素晴らしさがあまり伝わらない写真…。

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コルド=シュル=シエルの人口は1000人以下と少なく、観光がメインのコミューンらしい。標高は320m。狭いのに標高が高く、つまり坂道が多い。

1222年にトゥールーズ伯爵が要塞を築いたのが起源だとか。

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坂道が出てくるあたりから、馬の進入禁止(この標識は初めて見た)。

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道も狭くて建物はレンガ造り。本当に中世の街並みに迷い込んでしまったような街並みに見惚れながら坂道を歩いていく。

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歩いていくと上のほうにあるカトリック教会にたどり着く。

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ところどころの壁にこういったアートがあったり歩いていても楽しい。f:id:vesim:20171116125003j:imagef:id:vesim:20171116125009j:image

 

フランスの街の持つ情緒は全然日本と違っていて、本当に中世にタイムスリップしたような街が沢山ある。歩いているだけでその歴史の長さや文化の違いをひしひしと感じる。

 

飛行機・電車・車を乗り継いで、日本からこんなにも離れた場所にたどり着いて、全く知らなかった場所にも人々がそれぞれの文化をもって生きているんだな、なんて当たり前の事を再確認。これからもっともっと見ることのできる新しい世界を思うとワクワクした。

 

そして車を返却するためにトゥールーズへ帰り、そこから電車でカルカッソンヌに向かう。 

帰り道、ひまわりが大量に咲いていて車を停めたけど、あいにく全て背を向けていた。

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【3日目①】圧巻のアルビ大聖堂!!【南仏ドライブ旅】

南仏ドライブ旅二日目の予定は、

アルビ大聖堂があるアルビ

天空の村コルド=シュル=シエル

(車返却後)要塞の街カルカッソンヌ

 というなんともファンタジーな感じの一日である。

 

連日借りている車は、泊っているAirbnbの家の近くに駐車させてもらったのでこの日は出発がかなり楽。フランスは(というよりヨーロッパは全体的に)路駐天国なので、2日ぐらいならその辺に泊めておけば大丈夫。ただ黄色の線が引いてある部分は駐車禁止なので注意。

 

早速カーナビをセットしてアルビへと向かう。

 

アルビは大きな街で、車や人通りもかなり多い印象だった。都会になればなるほど車を置く場所を見つけるのが難しく、何度か街をぐるぐるした後やっととめることができた。

この街は、13世紀以降カトリック・ローマ教会の権勢を振るっていたらしい。

その象徴であろうアルビ大聖堂(サント=セシル大聖堂)はゴシック様式の巨大な大聖堂で、2010年にはユネスコ世界遺産にも登録されている。

 

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まず入ったのはアルビ大聖堂ではなくて、近くにあるカトリック教会。ここは無料で入れる。なぜか外観の写真はない。

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写真を見ての通り、人はほとんど居なくてしんとしている。外は暑いのに教会に入った途端、ひやっとした空気を感じるのが心地よく、少し気が引き締まるのが好きだ。

 

陰になって見えない部分もあるけれど、近づくと中央のステンドグラスが美しい。

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そこから少し歩いたところにあるアルビ大聖堂。入ること自体は無料で、もう半分を見ようと思うと入場料が5ユーロかかるけれど、入る価値はある。頑張って外観をカメラの枠内に収めようと頑張ったけれど、大きすぎてなかなか上手く撮れず傾いている。とにかくでかい。左下に小さく写っている人を見ると、どれだけ大きいかが分かる。

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そして中に入った感想―な に こ れ す ご い・・・

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天井画のアップ。少し暗いけど。絵が細部に渡るまでみっちり描かれていて細かい。

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 側面の壁も全て絵で囲まれていて、教会の全体の迫力がすごい。丁寧にかつ細かく描かれたその絵、そして建物の装飾すべてが教会の権力を雄弁に物語っているようだった。圧倒的な美しさを前に人は平伏すしかないんじゃないだろうか、と思った瞬間。

 

 

街を歩きながら初めてフランスでクレープを食べた。

皆大好きヌテラ(ヨーロッパでは圧倒的に人気のあるチョコレートペースト)とバナナのクレープ。小麦が香る生地はもちもちで弾力があってめちゃくちゃおいしい。しかも大きくてコスパも良い・・・!

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そして次は天空の村、コルド=シュル=シエルへ向かう。

【2日目③】田舎村カルンナック、洗練られた街サルラ=ラ=カネダ【南仏ドライブ旅】

次に到着したカルンナックは想像以上の何ない集落で、小さな協会やギャラリーがあるだけ。正直この時間帯は暑さで本当に死んでしまうかと思うほど意識朦朧としていてあまり覚えていない…。

本当に何もないので、車の駐車に関しては全く心配なかった。

これがフランスのド田舎街なのか初めての風景に関心し、赤いレンガを眺めながら赤土がこの辺では沢山採れるのかなーなんて考えていた。 

 

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教会は(写真も撮ってないぐらい)こじんまりとた小さいところだけど、中のステンドグラスが綺麗だった。

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街を朦朧としながら歩いていると、アートっぽいものを展示しているところがある。f:id:vesim:20171115165907j:image

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あまりにも太陽の日差しが強いので、写真に写る空が白飛びしている。

カルンナックはもちろん観光客も少なく、穏やかで静か。というか街の人らしき人はギャラリーの受付にいた人ぐらいしか見ていない。熱すぎるからクーラーがんがんにして中にいたのかもしれない。

 

なんとか歩き終えた後、トイレに行くついでにスーパーを探した。

ところがどっこい、なんといってもスーパーはでかくて最高に楽しかったのだ。

なんならこの時から私たちはすっかり海外のスーパーにハマってしまい、到着してはまずスーパーを探すという日々を4か月間絶えず送ることになる。

(後から分かったことだけど、パリのスーパーは全て高価なので田舎町のほうが新鮮で旬なフルーツが信じられないほど安く食べれる)

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 車の中では、買ったバケットを手でちぎり車内をパン屑まみれにしながら、昨日買ったパテを付けて食べたりしていた。適当に買った定番商品らしきフォアグラのパテは、レバーっぽすぎて2人とも食べれない。
途中のスーパーでジャムやパン、水やマスカット、チェリーを購入。フルーツが安くて美味しくて幸せ。

 

3つ目の街はサルラ=ラ=カネダ。この街に向かう途中日本の共通の友人になんとなく電話する。カレーの動画を見れさせて既に日本食が恋しい事に気付いた。


サルラは凄く都会で華やかな街だった。洗練された雰囲気の、でも都会的過ぎないバランスの良い素敵な場所。
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一応日本から調べて行ったけれど、南仏に関してはどの街もグーグル先生の写真は当てにならない。

実際に訪れてからその魅力に驚くばかりだった。

特にこういう(私たちからすると)辺鄙な所にある場所は特に。