【2日目②】映画の中のような美しき街・ロカマドゥール【南仏ドライブ旅】
一番の目的はロマカドゥールという街で、同じ名前のついた羊のミルクのチーズも有名らしい。辿り着いたその街は傾斜が強く、崖に建物が立ち並んでいるような景色はひたすら圧巻。初めて見るその映画の中のような景色に、2人ともやたらテンションが上がり、すごい!すごい!と叫んでいた。
街は白と青を基調としていて美しい。観光向けのお土産屋さんやチーズ屋さんもたくさんある。
その日はとても快晴で、青や白を基調とした街の中の風景がよく映える。太陽の光が強くてまぶしいぐらいに反射する街並みと、青空のコントラストが美しい。街の中もごみひとつなく清掃されていて本当にきれいな街だった。
ボーイスカウトのような学生が忙しなく動き、そのうちに自転車に乗った人々が大量に集まりだした。上から眺めると細胞が動いているみたいに自転車が動いている。結局何なのかはよく分からなかったけれど、凄く賑やかな雰囲気で楽しい。
盛り上げ役みたいな人はマイクをもって、めちゃくちゃ煽っていて、
うおーーーー!!!みたいな声が響きまくっている。何を叫んでいるのかは全く分らないのにこっちまでテンションがあがる。
次はカルナック、そしてサルラに向かう。
【2日目①】南仏をレンタカーでドライブする(車レンタル編)in トゥールーズ
当初は予定になかった南仏ドライブ旅は、出発の少し前に決めた。免許証は持っているものの、「運転はしないで怖いから」と誰からも言われてしまう私の代わりに、友人が国際免許証を発行して準備してくれた。フランスはパリも勿論おしゃれで魅力的だけど、蔦屋書店で読み漁った本に載っていた南仏の小さな村も負けず劣らず個性豊かでとても素敵だったから。
国際免許証の発行は大体2500円ぐらいで、写真・パスポート・運転免許証があればすぐに発行できる。
勿論海外でレンタカーは初めてで、しかも時期的にヨーロッパ観光のハイシーズンということもあり、日本で事前に予約していった。
私たちが使ったのは Rentacars.com
というサイト。
日本語で書いてあるので分かりやすい。
保険の条件や、免責などはやはり日本語じゃないと分からない(日本語でもたまに分らない)。
予約が完了したらメールが来るので、それを印刷してカウンターまで持っていけばなんとかなる。
二日間借りて、大体4万円。一人一日1万円ずつぐらい。概要は、
・会社はAVIS
・なぜか7人乗りのでかい車
・標準でカーナビ付き。
・返却時ガソリンは満タンにする必要なし
・オートマ
・フルプロテクション付き。
この条件から行くとそこまで高くはなかったかなと思う。
海外はマニュアル車が基本なので、オートマよりも大幅に安くなる。
ただ左ハンドルだしどんな荒い運転をしてくるか分からない中で、慣れないマニュアルは不安ということでオートマにした。
車の種類によっては、デポジットがむちゃくちゃ高い場合があるのでよく読んだほうが良い。残高が心配になるほどの値段も中には・・・
ドライブして分かったことは、カーナビは絶対付けたほうがいいという事。
シムカードを入れていたとしても、電池の消耗は早いし田舎町に行けば行くほどネットが繋がらない場所が多い。GPSも頼りない。
ドライブしながら見える景色は思わず「うわ!!」となるような素敵な場所が沢山あるので、少し高いと思っても、100%でカーナビをおススメ。
行った村については次に書くとして、
とりあえずフランスでレンタカーをするにあたっての注意点は主に3つ。
①フランス人は運転が荒い
②ラウンドアバウトの回り方に注意
https://ja.wikipedia.org/wiki/ラウンドアバウト
(一応Wikipediaを)
ここを通るときは、簡単に言うと完全に中を走っている車が優先なので、そのスピードを少しでも止める様な入り方をすれば容赦なく鳴らされる。
③速度違反は後からとられる
これは後日の話ですが、友人宛にレンタカー会社からメールが来て、速度違反の罰金を請求されました。車に乗っていた日付、車の車種などもすべてしっかり記載されていたので詐欺などではない様子。
フランスはその場で白バイが来て止められる、という制度ではなく、
機械で速度を測っているようで、超過していると後から知らされるらしい。
*しかも通知が来たのは2か月程後で、覚えてないし反論しようがない・・・
車の中で食べる為のパンを購入し、いざトゥールーズからカーナビを設定し、ロカマドゥールへ向かう。ロカマドゥールは友人が持っている世界の絶景を集めた本に載っていた村。
フランスだからといってバケットも購入したけど、パンくずを落とさない方法というのはおよそ見つからなかったのでやめたほうがいい。
めっちゃおいしいクロワッサン。
ちなみに7月のフランスは驚くほど暑く、日本の様に湿気が無くても茹だるような暑さだ。新鮮な体験でアドレナリンが出てたとはいえ本当に暑くて暑くてたまらなかった(このアドレナリン全開状態はその後スペインまで続く)。
【1日目】フランス・トゥールーズ
昨晩、疲労困憊で到着したパリのホテルをチェックアウトして、トゥールーズへと向かう電車へと向かう。トゥールーズではAirbnbを使って宿を予約していて、ホストのクリストフが車で駅まで迎えにきてくれた。久々に話す英語にとても緊張し、上手く聞き取れないし上手く話せない。
荷物を置いてすぐ街に出て、トゥールーズを観光する。元々田舎町に行くための拠点ぐらいにしか考えていなかったこの街は思ったよりもずっと都会で、街はセールで賑わっていた。道が広くて華やかでとても好きになった。
初めて実際に歩く、迫力のある西洋風の街並みに圧倒されながら、あたり前の様に教会がそこら中にある事に気づく。しかもこの街の教会は全て無料で入れて、管理もそこそこ行き届いている場所ばかりだった。
Airbnbのホストにお勧めされたケーキ屋さんはあまり美味しくなかったけど、チーズたっぷりのパニーニは凄く美味しかった。フランスに来てから小麦粉製品を食べる度に、小麦粉の底力を感じている。香りがすごく良くて小麦を強く感じる。
フランスでは、どこの街にもメリーゴーランドがあるみたい。煉瓦造りの街に溶け込んでいて素敵。
帰って寝て、次の日は一日中レンタカーで田舎町巡りにいく。
【0日目】 羽田ーパリ
今日からヨーロッパ周遊旅行が始まる。
3月頃から友人2人、何度も計画を立てては練り直し、ついに当日。
4ヶ月という旅行期間はあまりに長くて、話せど話せど計画は追いつかず、前日でさえ楽しみ1割不安9割という状態だ。今は北京からパリに向かう飛行機の中でこれを打っている。
こんな風に文章を書くのも、以前ニュージーランドで一人旅をしていた時以来かもしれない。文章を書くと気持ちが整理され、心の奥底で漠然と漂っている物が明確になって、心が落ち着くのが好きだ。
7月4日朝7:30頃、背中には40ℓのバックパックとお腹には大きめのリュックを背負い、怪訝な顔をされながらも通勤ラッシュの電車に乗り込んだ。
初めて携えて歩くそれは思ったよりもずっと重くて、肩は痛いし身体は縮みそう。これからの相棒なんだと自分に言い聞かし、座れないまま大阪駅へと到着。
横浜へと向かうバスは予定通りに到着し、お互い用事を済ませた後はサンマーメンを食べた。東京に接近していた台風のおかげで土砂降りの雨の中ホテルへ移動する。
そんな中、私はクレジットカードの保険を適応させる為に(事情により)試行錯誤を繰り返し、睡眠時間を削る事になった。結果3時間しか眠れなかったけれど、シモンズのベッドは驚くほどの効率の良さで疲労を吸い込んでくれた。
台風も無事通り過ぎ、羽田から北京、北京からパリへと向かう。Google先生の予告通り飛行機は1時間と少し遅延し14:40に北京を出て
(友人曰く"まだまし"らしい)、今に至る。
長い。
ヨーロッパは遠いんだなー、と改めて実感が湧いてくる。
旅の始まり、もう昼なのか夜なのか分からないし、睡眠の規則正しさは完全に崩壊している。とりあえず、手足を伸ばせるベットが欲しい。
長期旅行持ち物チェックリスト
海外旅行に必要な持ち物メモ。チェックリスト
*帰国後に実体験を含むコメントに差し替えました。是非参考に。
持ち物 | 詳細 |
パスポート | コピーを取っておく。再発行に必要な顔写真も一緒に。 |
航空券 | 印刷しておく |
お金 |
国内移動用の日本円 *ソニー銀行は非常におススメなので是非作ってください |
海外保険証 |
クレジットカード付帯の保険で可。 適応内容は会社によって違うので要確認 |
40-50Lが目安 | |
バックパックのカバー | 盗難防止や雨の時に必要 |
観光用バック(斜め掛け) | スリに取られにくいデザインを選ぶ |
エコバック | 急に荷物が増えたとき便利 |
セキュリティポーチ |
本当に大切なものは身につけておく (スリというより強奪するような人もいるらしい) |
一眼レフカメラ |
店員さんに詳しく聞いて、 初心者でも使いやすいオールラウンドカメラを購入。 SDカードも多めの128GBを購入 |
★これがあれば現地の水道水を浄水して飲める 現地で買う水代がかなり浮く |
|
化粧品類 |
化粧水は軽い容器に詰め替えて持っていく *格安航空でチェックイン荷物がないことを知らず、100ml以上の化粧水などはすべて破棄されました。飛行機を利用する人は必ず100ml以下のボトルに分けて行きましょう… |
シャンプー、リンス、 洗顔、石鹸 |
現地でも調達できるので最初だけ小さいものを用意 |
歯磨き粉 | 1本で2か月ほどもつ |
櫛、整髪料 | スプレーは機内持ち込み禁止 |
生理用品(女性のみ) | 日本製のほうが良いらしいけど現地調達でも問題なし |
衣類 |
高い服は着ない。5日分ぐらい?足りなければ現地調達。 気温差があるので暖かい服も用意しておく |
目薬 |
必要になったとき海外製だと説明が分からないので 国によっては花粉がよく飛んでいるので助かった |
手洗い用折り畳みバケツ 洗剤 |
ランドリーは結構高いので、無料で使えない場合は手洗い。 下着や夏服だけならすぐ洗えるし、乾燥しているのですぐ乾く。 |
ガイドブック |
行く予定の国が多いので電子書籍 予定変更した際は買い足した |
携帯、充電器 | 不可欠 |
モバイルバッテリー | あると便利 |
様々な国に対応している変換アダプターを用意 | |
たこ足プラグ |
バックパッカーや宿では1つしかコンセントが使えない。変換プラグも一つで済むので必ず必要になる。 |
筆記用具、メモ |
緊急連絡先などは手書きメモで残しておいたほうがいいかも?念のため |
iPad、アップルペンシル | 役立つ |
データSIM |
海外でも使えるデータSIM。SIMフリー携帯に入れて使う。 レンタルのポケットWi-Fiより断然安く使える。 |
万能ナイフ | キッチンのない宿でフルーツを切ったり、コルクを開けたり、パンにジャムを塗ったり、ふとした時に役立つ |
圧縮袋 | 100均で買える。破れたのでもう少し頑丈なものにすればよかった |
常備薬 |
海外の薬は強すぎるので日本から持っていく。 かゆみ止めもあると良い |
ビーチサンダル | シャワー室などで使用。乾きやすいもの |
S字フック | 共同シャワールームには衣類置き場がない可能性あり |
ひも付き袋 |
同上 |
輪ゴム | 書類をまとめたり、食べ物の袋を閉じたりするのに必要 |
南京錠 | バックパック盗難防止用。沢山あると便利 |
爪切り | 割とすぐ伸びるから使いやすいものを |
ビニール袋 |
洗っていない衣類を入れたりできる。 ジップロックもあると便利 |
折り畳み傘 | あると便利。アイルランドではこれか雨具は必須 |
サングラス | 夏のヨーロッパは日差しが強い。まぶしい |
日焼け止め | 同上 |
ポケットティッシュ | あると便利なので街では断らずに集めておいた |
ウェットティッシュ | めっちゃ役立つ。100均で買える。現地でも買い足せる |
まだ他にあれば随時追加
ヨーロッパ旅行計画、航空券、宿の話。
今回は2か月半と長期の為、ツアーなどではなく航空券も宿もすべて自分で手配する。
本当は期間だけ決めて、あとは気の向くまま移動する―—そんな旅にしようと思っていたけれど、6-8月は気候も良くヨーロッパ一番の観光ハイシーズン。
日ごとに航空券の値段は変わっていくし、安くて良い宿はどんどん埋まってしまう。ということで急いで4月までにすべて手配した。
格安航空券をとる
最初はネットで検索するも、周遊するとなればどこへ入国してどこから帰国すればいいのかわからない。途方に暮れ旅行代理店カウンターに行くと、驚くほど丁寧に新味に教えてくれた。(結局そこで予約しなかったので土下座したい)
代理店の方いわく、出ている便数が多い都市が安いそう。パリ、アムステルダム、ロンドン、ローマなどが比較的安いとのこと。私たちはパリの往復航空券で行くことにし、値段はタイ航空の公式サイトから予約。一人70000円弱。
値段を見るのならエクスペディアが一番見やすい。
でもタイ航空のように海外の航空会社サイト予約すると、キャンセル条件や日程変更などについての詳細がすべて英語で記載されていて非常に分かりにくい。コールセンターもなかなか繋がらない。
渡航までの余裕があるなら、少し手数料は掛かってしまうけれどJTB やHISのカウンターで話を聞いてそのまま予約するのが一番安心なように思う。
安い宿をとる
宿はすべてBooking.comで予約した。
以前ニュージーランド旅行をした時も使ったけれど、圧倒的に使いやすい。もう本当に使いやすい。
会員登録をし、クレジットカードがあればすぐに予約できるし、なによりキャンセル無料の宿をどんどん予約できる。安いバックパッカーから高いホテルまで予約可能。
長期になればなるほど詳細な計画は立てにくいし、既にスケジュールの大幅改善を3回しているので全てキャンセル可能な宿で予約しておいて本当に良かったと思う。
(キャンセル不可の場合と比べると若干値段が上がってしまうのは仕方がない)
しかも、大抵の宿は1週間~当日までの間でキャンセルできる。宿が空いてればすぐに日程変更もできる。予約も一覧で見れる。本当に便利。
とりあえず書く初日。訪れる街リスト。
来月6月から友人と2人で、ヨーロッパに2か月半行く。
20代のうちにヨーロッパをぐるっと周ろうとずっと考えていたけど、まさか友人と一緒にこんな長期間行けることになるなんて思いもしなかった。
1人旅も凄く楽しいけれど、色んな体験を一緒に共有出来るのは凄く嬉しいし、何よりきっと寂しくない。だから凄く楽しみ。色んな出会いが楽しみだ。
(この写真はフリー素材)
当初考えていた計画では、2週間ほどでイタリアとその周辺を周ろう、と考えていた。
それが計画を立てているうちに話はどんどん膨らんで、結局2か月半。
周遊予定都市
フランス(パリ、ニース、マルセイユ、ロカマドゥール)
ドイツ(ブレーメン、フランクフルト、ロマンチック街道、ミュウヘン)
オーストリア(ザルツブルグ、チェスキークルムロフ、ウィーン)
イタリア(ヴェネチア、ローマ、ナポリ、フィレンツェ、ミラノ、チンクエテッレ)
2か月半ってすごく長いな、と思ったけど、
これだけの国数になればスケジュールもあまり余裕がない。
蔦屋書店でガイドブックを読みまくる。
個人的にはララチッタが一番シンプルで読みやすくて好き。
とりあえず記録を鮮明に残すために開設したブログ、とりあえず書く初日。