【4日目】アヴィニョンの演劇祭
カルカッソンヌからはBlaBlaCarを使ってアヴィニョンまで向かった。この時は、高速の入り口をなぜか指定されていて、初めてなのであまり分からないまま承諾してしまい、タクシーを使ったらぼったくられた...。着いたばかりで相場も分からないし、グングン上がっていくメーターに文句もいえず(日本人の悪い癖...)
BlaBlaCarはGoEuroでも出てくるので、他の電車やバスとも比較しやすいし、ヨーロッパでは一般的な移動手段なのであまり心配はない。
車の中では運転してくれたフランス人の女の子は、フランス人に対してあまり良い感情を持っていなくて、もうすぐしたら学生としてカナダに行くのだと言っていた。フランスは息苦しい、自分の好きな恰好をしたり(実際髪の毛は緑色でピアスも鼻についているファンキーさである)好きなように生き辛いと。フランス人はあまり働かないとも言っていて、仕事を辞めてのんびりしている時期というのも往々にしてあるらしい。私としては、バカンスも長いし、そうやって生きれる事はうらやましいことに思えた。フランス人は基本的に少し国民の自己評価が低い印象だ。
駅に到着する。またもやAirbnbで予約した宿で、バスがあまりにも来ないのでホストの人が迎えに来てくれた。
荷物を置いて、街に出かける。宿からは歩いて約20分ほどで、途中の道の至る所に演劇のポスター貼っていた。
街へついて目についたのでブックレットをもらった。期間中に上演される演目の一覧が載っているらしく、無料配布なのにすさまじく重たい。移動が続き予算に余裕がないので演劇は観なかった(あと言葉も分からない)ので、一日中無駄に重たい思いをしただけである。
やはり街の中はとても盛り上がっていて、色んな人が演奏していたり、ダンスや芸のパフォーマンスが行われている。お金を払わなくてもそこら中楽しくて、どんどん歩き回った。
この赤い服を着た人ともう一人、日本人っぽい顔の人がいて、「日本人かな?」と思って見ていたら「日本人ですか?」と逆に声を掛けられ、「こんな所に日本人がいてるなんて珍しいですね」ということで少しお話をした。
二人はたまたまこの日会っただけらしく、二人ともアーティストビザを利用して海外で芸人をしているらしい。色んな人がいるなぁ、と感心してしまう。日本人が日本の常識に縛られながら生きていく中、その常識の外側で生きている。私の常識はとても狭い事を再確認した。
教会があったのでふらっと入った。キリスト教徒ではないけれど、心落ち着かせてくれる協会は好きだ。
お昼はケバブを食べた。ポテト付きで確か6ユーロぐらい。思ったよりもボリューミーで「もう食べれない…」と言いながら必死で完食した。
だんだん夜も更けて来た。夜の情緒もよき。
帰り道、観覧車が見えた。アトラクションかよ、と突っ込みたくなるぐらいのスピードで回っていた。